とある人間のブログ

人間が人間に読んでもらうために書いた文章です.

聖書を買ったはなし

なんか急に旧約聖書を読んでみたいなあという感情になって, でも家には新約聖書しかなかったので, Amazon で聖書を買った. 2,000 円くらい. 聖書も Amazon で買える時代, 別に悪いとは言わないけど. むしろ素晴らしい時代だと思います.

で, 届いたので律儀に最初から (創世記) 読みはじめた. 数ページ読んですぐに「ああ~~」って気持ちになった. 主なる神のセリフがもうあまりにも素晴らしすぎて, 読んでいて自分が嫌になってくるレベルだ.

「どうして怒るのか. どうして顔を伏せるのか.
もしお前が正しいのなら, 顔を上げられるはずではないか」

主にお供え物を持って行ったのに反応が薄かったので拗ねてしまったカイン (かわいい) に, 主が言った言葉. いや正しいことをしていてもね, 顔を上げたままでいるのは難しいんですよ~~, って言ってしまった. いや比喩ではなく. 言ってしまった. 難しいですよね?

弟のアベルがもっていった子羊は喜んでもらえたみたいで, これでカインがキレてアベルを殺してしまう (短気の極み) のだけれど,

「いや, それゆえカインを殺すものは, だれであれ7倍の復讐を受けるであろう」

いいね. すごい. というか, 上でかわいいとか短期の極みとか書いた部分, 別に聖書を馬鹿にしたりする気持ちはまったくないのだけれど, 信者の人から見るとちょっとアレかもしれない.

で, そのあと読み進めていくとひたすら家系図について説明するパートがあった. このあと出てくるのかどうかわからないような人名がひたすら並べられていて, また「ああ~~」ってなる. そういえば新約の最初 (マタイの福音書) もこんな感じで, それで読むのを挫折したことがあったのを思い出した. 人名列挙, 普通の小説ならやってはいけないやつ.

まあ家系図の説明っていってもすぐ終わったので, 明日から続きを読みたいと思います. 次はノアの箱舟, 有名なところですね. 1日5章とか決めて読んでいけたらいいなあと思う. 新約の最後 (黙示録) まで行くには1年くらいかかりそうだし, どこまで続くかはわからないけど. (終)