ヨーロッパ旅行記④〈ベルリン〉
旅行の最後は、ベルリンに2日間滞在した。
昨日 (12日) はベルリンの壁に沿って歩いたり、壁の博物館に行ったり、カイザー・ヴィルヘルム教会を見に行ったりした。
案内にはステンドグラスは 22,750 枚あると書かれていたのだけれど、数えてみたら 11,200 枚だった。2倍違う (n倍違うっていう日本語、むずかしいよね) し、意味がわからない。ぼくの数え方がおかしいのかもしれない。
そのあとは待望のベルリン・フィルの演奏会に行った。
プログラムはベルワルドの3番とドヴォルザークの7番。ベルワルドはよくわからないけれど、ドヴォ7は圧巻という感じだった。テンションが上がって今回とは関係ない CD を9枚 (3枚組 + 6枚組というだけ) も買ってしまったし、明日から節約しないといけない。
そういえばフィルハーモニー (ホールの名前) の中は思っていた 5000 倍くらい高級な感じで少しびっくりしてしまった。まわりの人がみんな開演前にお酒を飲んでいたりして、なるほどなあという感じだった。
今日 (13日) はポツダムのサンスーシ宮殿に行った。電車が途中から動かなくて、メキシコ人のお姉さんと一緒に困っていたけれどなんとかたどり着くことができてよかった。
サンスーシはフランス語 (sans souci) で「憂い無き」という意味らしい。ドイツに来てからもフランス由来のものをたくさん見ているし、当時のフランスの影響力の強さみたいなものを感じた。
サンスーシ宮殿には J.S. バッハの息子が弾いたピアノとか、モーペルテュイ (物理だと解析力学で出てくる人。最小作用の原理に似た「モーペルテュイの原理」というのがある) がご飯を食べた部屋とかがあっておもしろかった。
夜はドイツっぽい料理を食べた。
写真は「1メートルビール」的な名前のやつで、いろんな種類のビールが1メートルくらいの板にはめられていた。たしか€14.5。
これで旅行は終わりで、明日の昼の飛行機で帰る。日本に着いた日の夜からセミナーがあることに気づいて、人生だなあという感情になった。ヨーロッパ旅行記はあと1回だけまとめ的な記事を書く予定。 (終)